労働災害を未然に防ぐ職場作り
事故が起きていないから安全。本当にそう言えるでしょうか?
事故が起きていなくてもリスクは存在します。
無理な作業を続けることでリスクが高まっていることもあります。
本サービスは「安全ウェルビーイング」により、
作業者が安全を守ろうとする力を「発揮できる状況にあるか」を測定することで、
不安全行動の予兆を可視化し、労働災害を未然に防ぐ職場作りを支援するレポートを提供します。
本サービスの特長
約15分のアンケートに答えることで、安全活動を計画する際の「手がかり」を明らかにします。
・安全上の手当が必要な部署、グループ、作業者
・改善が必要な工程、作業環境、作業
・組織と個人のウェルビーイングの状況と必要な措置
組織と個人の両方の視点で分析を行い、
グラフにより静的な傾向や動的な変化を一目瞭然にするレポートを提供します。
取り組みの必要性
「1件の重大事故の「背景」には、29件の軽微な事故があり、
300件のヒヤリハットがある」と言われています(ハインリッヒの法則)。
この分析がなされてから時間は経ち、業種により割合も異なると考えられます。
しかし、労働災害をふり返る必要性を伝えるものとして考えて間違いありません。
「背景」にあるヒヤリハットを防ぐには、
日頃から安全活動に前向きに取り組むことが大事ですが、
ウェルビーイングが良い状態、良い変化をしている人は、
前向きに安全活動に取り組みます。
作業者が主体的に「安全を守ろうとする力」を発揮できる状況にすること。
それが大事ではないでしょうか。
ウェルビーイングとは
ウェルビーイングとは「身体的・精神的・社会的に良い状態が続くこと」と
世界保健機関(WHO)により定義されています。
私たちは、産業界におけるウェルビーイングを「産業安全ウェルビーイング」として
「作業者が安全を守ろうとする力を発揮できる状態」と定義しました。
産業安全ウェルビーイングは、主観的ウェルビーイングと心理的ウェルビーイングから構成します。
特に安全が求められる作業での解釈として、以下の表のように考えています。

ご利用の流れ
本サービスは、以下の流れで進めます。

診断に先立ち、問診票をお渡しします。
問診票には、職場や業務内容、日頃の安全活動の様子、対象者の業務や役割などの属性を記入して頂きます。
アンケートは、Webブラウザで回答します。
ご利用できない環境の場合には、オプションで専用マークシートを用意しています。
詳細はお問い合わせください。
なお、本サービスは安全目的で実施しています。
人事考課などには使わないようにお願いしております。
安全ウェルビーイング・レポート
納品する分析レポートは、組織診断レポートと個人診断レポートがあります。
組織診断レポートは、組織を構成するグループやチームごとのウェルビーイングの特徴を分析します。
個人診断レポートは、作業者一人一人のウェルビーイングの状況、安全上、考慮するとよいアドバイスを提示します。

※詳細は、お客様と支援内容の打ち合わせにより決まります。
パッケージ・プラン
基本プランは、組織診断と個人診断があります。
ご希望の多かった内容から、組織診断と個人診断のパッケージを用意しました。
・30名パッケージプラン
組織診断レポート、個人診断レポートをパッケージにしたサービスです。
個人レポートを介した個人へのフォードバックのノウハウをお伝えします。
初回でのご利用をお勧めします。
・安全活動の改善ワークショップ
安全活動のPDCAを回すために、小集団活動の前後でウェルビーイングを測定し、
指標の変化を観察するパッケージです。
グループ、工程を超えた4名x3チーム(合計12名)のメンバーが集まり、
半日から1日をかけて日頃の職場の安全の状況をふり返り、
改善計画とチェックポイントを作成していきます。
オプション
安全の可視化を効果的に進めるためのオプションを用意しています。
・産業安全ウェルビーイング促進プロセス構築支援
日本発のウェルビーイング規格ISO 25554を参照し、
産業安全のためのウェルビーイングを良い状態に保つためのプロセスを構築します。
職場のあるべきウェルビーイングをワークショップを通して
皆で考え決めていくことから始めます。
・新入社員向けウェルビーイング診断と面談支援
新入社員の職場適応、離職防止のため効果的な面談を支援します。
入社から研修終了、配属半年後、一年後などの事象ごとにウェルビーイングを測定し、
その変化の意味をもとに面談を進めることを支援します。
→全国産業安全衛生大会2025において、株式会社ヴィッツ様に 事例発表 して頂けることになりました。
・ストレス診断の併用
ストレスには、適切なものと過度なものがあり、自己実現には適切なストレスが伴います。
ウェルビーイング診断にあたり、ストレスの性質を見極めるために、心理的ストレス反応尺度(※)を併用します。
※厚労省の推進するストレスチェックではありません。
サービス価格
対象人数とオプションにより決まります。
ページ下部の問い合わせフォームから、お問い合わせください。
※紹介セミナーでは参考価格をお伝えしています。
よくあるお問い合わせ
これまでに頂いた質問と回答をまとめました。
FAQ集 をご覧ください。
不明点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
関連サービス
■職場の安全の最適化サービス
(安全の可視化にもとづき、職場の安全を改善したい方へ)
詳しい内容は、こちらから↓
職場の安全の最適化サービスのご案内
■職場のリスクアセスメント導入支援サービス
(作業のリスクアセスメントを導入したい方へ)
リスクアセスメントの活動を軌道に乗せるお手伝いをします!
詳しい内容は、こちらから↓
職場のリスクアセスメント導入支援サービスのご案内
■リスクアセスメント改善サービス
(リスクアセスメント結果の活かし方にお悩みの方へ)
リスクアセスメントの結果を分析し、一貫性のある安全活動を支援します!
詳しい内容は、こちらから↓
リスクアセスメント改善サービスのご案内
本サービスは、長岡技術科学大学 システム安全工学専攻 北條理恵子 准教授との共同研究、ご協力により実施しております。